植木屋・造園業・庭師の将来性は?今後、需要はあるのか?
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昨今、Chat GPTの登場により、今後、造園業界はどうなってしまうのかと、不安に思っている方も多いですよね。
そこで、現在Webマーケターとして造園業界に関わっており、大手IT企業でITエンジニアとして勤務していた、私の視点から、造園業界の未来について、見解を述べていきます。
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植木屋・造園業・庭師の将来性は?
今後、需要はあるのか?
この記事で分かること
- 植木屋・造園業者・庭師の将来性・今後
- AIの発達による造園業界への影響
- 植木屋・造園業の集客方法
この記事の監修者
庭アド(Stray Lamb Agent)代表。國廣 知希(くにひろ かずき)。
滋賀大学経済学部情報管理学科卒業。国内大手IT/大手外資系企業【富士通・BCG(バックオフィスIT職)】などにて、システム保守系PJのITエンジニア等として勤務。
その後、独立しWeb集客支援やポータルサイト運営などを行う、Stray Lamb Agentを開業。
植木屋・造園業特化の成果報酬制度集客代行サービス「庭アド」を運営。庭アドチャンネルや庭アドブログにて、植木屋・造園業の【集客や営業】に役立つ情報を発信。
また植木屋・造園業者特化のポータルサイト(植木屋名鑑)の開発・運営を行う。
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目次
植木屋・造園業・庭師に将来性はあるのか?
私の結論
植木屋・造園業・庭師において「将来性があるのか・ないのか?」の2択で考えた場合、個人的には、造園業界に将来性は「ある」と考えています。
ただし、これは造園業がこれから盛り上がっていくことが予見されるといったポジティブな理由からではなく、需要と供給のバランス/テクノロジーの変化を踏まえて、急に仕事がなくなるということはないだろうという、ある種、消去法的考えの下、出した結論になります。
この記事では、この結論に至った理由を、需給の変化とテクノロジーの変化、2つの側面から解説していきます。
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理由①:今後も需給バランスは大きくは変わらない?
下記のグラフは、国土交通省が公開している建設工事施工統計調査報告書(造園業工事業)の2003~2021年の各データを私の方でグラフ化したものです。
グラフから読み取れるように2003年から2008年くらいにかけて、造園子事業の完成工事高(≒売上高)は減少傾向にありますが、2008年頃から横ばいという形に見て取れます。
また民間も公共工事別の完成工事高も、両者ほぼ同じように動きで上下しているように見て取れます。
次に上記のグラフは、同じく国土交通省が公開している建設工事施工統計調査報告書(造園業工事業)の2004~2021年の就業者数をまとめたものです。
就業者数の変化を見ると、造園工事業の完成工事高とほぼ連動する形で上下しています。
これらの傾向や昨今の住宅数・人口の減少を踏まえると、造園業界は需要と供給が一定のバランスを保った状態で横ばいに続くか、もしくは需給ともに緩やかに減少していくと考えています。
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理由②:AIによる影響をあまり受けない?
最近は、Chat GPTが広まってきたこともあり、AIが様々な業務の中で、使われるようになりました。
いくら需要があっても、安価で動くAIで代替されてしまう仕事であれば、仕事はなくなってしまいます。
例えば、Web業界では、簡易的なHPのコーディングでれば、Chat GPTによって実装できてしまうため、ホームページのコーディングだけを仕事にするということが難しくなってきました。
では、造園業はどうでしょうか?
ゴールドマンサックスが発表したレポートによると、清掃業や修理・建設作業などの仕事はAIに取って代われるリスクが低い(1%)と言われています。
(注) 「 % 」はその業務のうち何パーセントがAIに取って代わられるかを示したもの。
造園業の剪定や草刈り・造園工事などの作業はこちらの「建設作業」に含まれると考えると、現時点で、造園業がAIに仕事を奪われるリスクは低いでしょう。
しかし、手放しで喜んではいられません。
現状、造園業などの作業がAIに取って代わられていないのは、AIの思考を実行に移せるハードウェア(ロボット)がまだ発展していないためと、私は考えています。
例えば「剪定」を例に考えてみましょう。
AIは膨大な情報をもとに、最適な回答を導くことを得意としています。
そのため、上図の①「知識の収集」(ex.どんな季節にその木を手入れするべきか?・どんな道具を使うべきか?)・ ②「手順の最適化」(ex.それをどのような手順で行うことが最適か?)については、今後AIである程度まで代替可能になっていくでしょう。
一方で、それを③「実行」するには、現状、人の手が必要なわけです。
見方を変えれば、AIの思考の③「実行」を可能にするハードウェア(ロボット)が登場した場合、造園業界は大きな変化を見せるでしょう。
國廣
もちろん、そんなロボットが登場すれば、影響を受けるのは造園業界にとどまらないわけですが・・・
また、造園業の中でも、造園工事の設計など、PC上で業務が完結し得るような業務は、ゴールドマンサックスが発表しているレポートの中でも、AIに取って代わられるリスクがある仕事として3番目(37%)に紹介されています。
造園業の中の仕事の中でもPC中心のデスクワークは、AIに取って代わられる可能性が高いということを覚えておきましょう。
また、昨今はロボット芝刈り機などが登場しています。
テクノロジーの変化による造園業の未来を予測していく上で、注目していきたいですね。
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私の経験から造園業の仕事の未来を予想
もう少しテクノロジー面での造園業界への変化について、お話していきます。
ここでは、私が今、現在体感しているテクノロジーによる業務の変化を踏まえ、造園業の仕事の未来を予測していきます。
私の経験 in Webマーケティング業界
私が仕事をしているWebマーケティング業界は、今まさにAIによる大きな変革の最中です。
現に私の仕事の中でも、サイトの改修や広告運用などの作業は、AIを活用することで、大幅に作業を効率化できています。
一方で、営業活動・サービスの品質担保などのお客様とのコミュニケーションを要する業務は、以前と変わらず人間なしでは、成り立ちません。
もし仮に私がホームページ制作におけるプログラミングの仕事しかしていなかったら、今回のChat GPTの影響で仕事を失っていた可能性があったでしょう。
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経験をもとに考えるAIによる造園業界の変革
今まさに私が経験しているこの変化は、いずれ造園業界でも起きると考えています。
ただし、仮に高度な造園ロボットが登場し、自動で作業を行ってくれたとしても、営業やサービスの品質担保(施工後のチェック・顧客の期待値調整)など、顧客とのコミュニケーション能力を必要とする業務は、なくならないでしょう。
つまり極端な話、顧客とのコミュニケーション(営業・責任者などの役割)が人間の仕事になり、設計や作業はロボットが中心に行うようになるのではないかと考えています。
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将来に向けて今できること
少しSFじみた話も出ましたが、将来に向けて今できることについてお話しておきます。
結論として、今後は造園業という職種であっても、技術を磨くだけではなく、営業や現場責任者などの顧客対応をできるようになっておく必要があると考えています。(特に若年層の方)
もちろん、日本庭園など日本の伝統を守ってきた素晴らしい造園の技術をないがしろにして良いというわけでは、決してありません。
しかし、今行っている自分の仕事が、明らかに単純作業に思えるようであれば、こうした営業などの顧客折衝の経験を積極的に積んでおくことをおススメします。
もちろん顧客対応の経験を積むことは、独立や、社内で自身のキャリアをステップアップする上でも重要なことです。
そこで、もし植木屋の営業や集客についてお困りの方がいらっしゃいましたら、「庭アド」の無料集客相談をご活用ください。
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また植木屋・造園業・庭師向けの集客方法を「【図解付き】植木屋・造園業・庭師の集客方法をステップごとに徹底解説!」の記事で解説しているため、こちらも合わせてご覧ください。
また植木屋・造園業・庭師向けの営業方法のアイデアを「植木屋・造園業・庭師のための営業方法のアイデアをご紹介!飛び込み営業などで気を付けるべき点は?」の記事で解説しているため、こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
以上、植木屋・造園業・庭師の将来性について解説しました。
未来のことを過度に恐れる必要はありません。
それよりも、今あるお客様や仕事に向き合って、日々努めることが重要だと考えています。
本記事をご覧の植木屋・造園業者の方で集客について相談に乗ってほしいなどご要望がございましたら、、是非この機会に庭アドの無料集客相談をご活用ください。
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Q&A
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需給のバランスの大きな変化はないでしょう。現時点でAIによって仕事が奪われることもあまりないとされています。
- 植木屋・造園業・庭師の集客方法について教えてください。
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